ファイナンシャルプランナーの仕事・働き方や将来性について

一般的にファイナンシャルプランナー(FP)と呼ばれる、ファイナンシャルプランニング技能士(FP技能士)は国家資格で、人々のライフプランに基づき、お金の計画を立てるなどしてアドバイスを行うプロのことです。この記事ではFPの仕事や働き方、将来性についてご紹介していきます。

日本におけるファイナンシャルプランナー

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ファイナンシャルプランナーは、クライアントの将来の生活設計を、現在の資産状況や家族構成などを考慮しながら、主に資金面においてアドバイスするプロフェッショナルです。一般的にはファイナンシャルプランナーと呼ばれることが多いのですが、正式な国家資格としては「ファイナンシャルプランニング技能士」という名前があり、3級から1級という等級があります。
日本では、1980年代に民間資格としてAFP資格が発行され、その後、現在の「ファイナンシャルプランナーズ協会」の前身となる日本FP協会が1990年代に入りCFP資格の検定試験を行うようになりました。2001年に「金融財政事情研究会(きんざい)」が、金融渉外技能審査という職業能力検定試験を開始しましたが、翌年から技能検定として「ファイナンシャルプランニング」という職種が増え、それによりファイナンシャルプランニング技能士という名称で呼ばれる様になりました。

ファイナンシャルプランナーの資格

このように複雑な成り立ちがあるファイナンシャルプランニング技能士の資格ですが、現在は1級から3級の等級を持つ公的な資格となっています。民間資格としてのAFPとCFPも健在ですが、「AFPの試験=2級ファイナンシャルプランニング技能士の検定」という扱いになっています。CFPは、よく1級ファイナンシャルプランニング技能士と同等といわれることがありますが、「CFPの試験=1級ファイナンシャルプランニング技能士の検定」ではありません。ただCFP認定者が1級を受験する場合、学科試験は免除されます。ファイナンシャルプランニング技能士に近い資格としては、ファイナンシャルアドバイザー(FA)やアシスタントファイナンシャルアドバイザー(AFA)があり、どちらも銀行業務検定協会が検定を行っています。

職業としてのファイナンシャルプランナー

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ファイナンシャルプランナーは、主に個人や中小規模のビジネス向けに、資産などの情報を分析することにより、ライフイベントに基づいた資産の作り方や計画などのアドバイスを行うことを生業としているプロフェッショナルです。すでに触れたとおり、ファイナンシャルプランナーの資格はいくつかの国家資格、民間資格に分かれますが、資格を目指すということに関しては、国家資格であるファイナンシャルプランニング技能士を目指すのが一般的です。

ファイナンシャルプランナーの仕事の内容

ファイナンシャルプランナーは、人生における結婚、出産、子供の入学などのイベントを考えて、顧客が求めるライフスタイルを実現するための資産の設計やアドバイス、相談などを行う仕事をする人材です。人生において、お金の問題は付きものではありますが、なかなかほかの人には相談しにくいもの。そんな相談に乗ってくれるのが、お金のプロフェッショナルであるファイナンシャルプランナーです。ファイナンシャルプランナーは、顧客がリスクを負わずになるべく安定した生活を送れるよう、アドバイスや提案を行う必要があるため、金融に関する知識と共に、話し合いを通じて顧客が求めているものをつかむ理解能力が必要になる仕事でもあります。

ファイナンシャルプランナーが働く場所と形態、働き方

ファイナンシャルプランナーは、人それぞれ働く場所やその形態、そして働き方が異なりますが、大きく分けるとすれば、「独立して働く」、そして「企業に所属して働く」の2通りになります。
独立して働く場合は、ご紹介したように、主に個人のファイナンシャルプランについての相談や、不動産、資産形成など、専門分野についての講義や講演などを行います。
企業に所属して働く場合は、多くは銀行、保険、証券会社など、金融系の企業にて「アドバイザー」や「セールス」という形で所属します。企業に所属して働くファイナンシャルプランナーが圧倒的に多く、割合としては、ファイナンシャルプランナーの9割が、企業に所属しています。FP技能士の資格保持者は、金融以外の分野の企業からも引き合いが多いため、たとえば転職する場合でも、資格を保持していれば、活動を有利に進められる可能性が高まります。

ファイナンシャルプランナーの年収

ファイナンシャルプランナーと一口で言っても、ご紹介したように仕事をする形態も違いますので給料や年収の幅は大きくなります。年収は概ね200万円から1000万円程度のようですが、独立して働くファイナンシャルプランナーは、相談料などの報酬額を自身で設定できるというメリットがあります。ただ、独立して稼ぐためには、やはり知名度が求められます。

ファイナンシャルプランナーとして働くメリット

ファイナンシャルプランナーは、顧客の人生を、より充実したものにするための職業です。責任は大きいものがありますが、その代わり、「信頼」「喜び」という何物にも代えがたい喜びを味わうことができる職業でもあります。多くの人々の人生において、お金は不安の種であることが多く、お金のプロフェッショナルとして多くの顧客をサポートすることで、大きなやりがいを感じることができるでしょう。これらの信頼や喜びは、ファイナンシャルプランナーとして働く大きなメリットだといえます。

ファイナンシャルプランナーとして働くデメリット

人生のプランニングをお手伝いするファイナンシャルプランナーの仕事ですが、その仕事を進めていくうえでは、顧客にとって良くないことも伝えなければならないことがあります。顧客が現状抱えている問題を指摘することは、今後、改善に向けて進んでいくために必要不可欠です。また、顧客との信頼関係を醸成するには、専門分野の知識だけではなく、コミュニケーション能力も求められます。デメリットというほどではないかもしれませんが、常に学びの日々であることは自覚しておきましょう。

ファイナンシャルプランナーの将来性

ファイナンシャルプランナーは、すでにご紹介したとおり、さまざまな分野の企業から求められています。そのため、その仕事の将来はとても明るいといえます。少子高齢化を筆頭に、日本社会には不安があふれています。その中でも多くの人々が感じているのが、「お金に関する漠然とした不安」です。ファイナンシャルプランナーは、このような多くの人が持つ悩みを、総合的な金融の知識により、顧客に分かりやすい形で「漠然とした不安」を取り除くプロだともいえます。今後、金融系の企業では、社員にFP技能士資格の取得を勧める動きが加速する可能性があるので、資格を保持していることが金融業界で働くためのアドバンテージとはいえなくなる時代も来るかもしれませんが、活躍が可能な分野は幅広いため、仕事の場所がなくなることは考えられません。また、専門の分野をより深め、経験を積むことで、独立して活躍することも夢ではありません。ファイナンシャルプランナーの需要は、今後も拡大していくと考えられますが、プロになったとしても鍛錬を重ねて、クライアントファーストのサービスを提供すれば、自ずと多くの顧客からの信頼を得ることができるでしょう。